沖縄県内外の噺家による落語を商店街の様々な場所で楽しめる催しが、那覇市の沖映通りで開かれています。

普段は静かに営業するあの場所も寄席の会場に変わって笑い声に包まれました。


おきらく亭たい好さん
「あそこのたな賃をね、実は1年と12か月もためちまったんですよ。ばかだねお前それは、2年って言うんだよ」

落語が披露された会場は、銀行の窓口です。


今月19日から那覇市の沖映通りで開催中の「うまんちゅ落語祭り」。

寄席の開催が少ない沖縄でも落語に親しんでもらおうと、2017年から毎年行われています。

21日には沖縄銀行の牧志支店で4人の噺家が落語を披露し、普段は静かな銀行窓口が笑いに包まれました。

那覇市在住の落語家おきらく亭たい好さんは、全ての家財が絵で描かれた家に盗みに入った泥棒を演じました。

おきらく亭たい好さん
「金庫から金がなだれの様にあふれ出て…。いただきます。なんだこれ、これも絵かい」
「日頃落語に触れられない方が見るチャンスにもなるかなと思うので、沖映通りに落語も含めて文化の火がずっと続いていくと良いなと思っています」

「うまんちゅ落語祭り」は今月25日までジュンク堂書店などで開催されています。