女子ボクシング界期待の選手がいます。岡山市出身の晝田瑞希(ひるた・みずき)選手です。「笑顔」と「鮮やかなピンクの髪」が特徴的な選手ですが、実力は折り紙付き。9月に行われる日本タイトルをかけた試合を前に、思いを聞きました。

(女子プロボクサー 晝田瑞希選手・三迫ジム所属 岡山市出身)
「私は絶対『スーパースター』になりたくて。ずっとプロボクシング頑張っているんですけど」

「今回の王座決定戦は、まず日本一になるっていうことで『スーパースター』になる第一歩だと思うので。必ずチャンピオンになります」


決意を語ってくれたのは、ピンクの髪がトレードマークの女子プロボクサー、晝田瑞希選手です。岡山市出身の26歳で、9月1日に東京の後楽園ホールで日本女子フライ級王座決定戦に挑みます。


岡山工業高校の生徒だった15歳の時に競技を始め、卒業後、自衛隊体育学校に所属。日々練習に励み、全日本選手権を2度制すなど、アマチュア時代から頭角を現しました。


(晝田 瑞希選手)
Qボクシングで得意な所は?
「自分がこれがすごいとかはあまり思っていないが、女子の中なら『スピード』と『テクニック』なら負けないとトレーナーから言ってもらえるので」


「『絶対に絶対に勝つ』って、ずっと思って生きていますし。そのことばかり考えるから、夜も寝る時に頭の中で戦い出してしまって、寝れなくなってしまって。勝ちた過ぎて」


笑顔も印象的な期待のサウスポーですが、目標を見失い、引退も考えた事がありました。昨年開かれた東京五輪の日本代表争いに、あと一歩のところで敗れたのです。


(晝田 瑞希選手)
「最終選考で負けてしまって、東京五輪に行けなくなって。本当に辛くて辞めようと思ったんですが、やはりボクシングをずっと頑張ってきたから。ボクシングで幸せにならなきゃ自分が満足しない」


自分も応援してくれる人にも「夢をみたい」「夢をみてほしい」・・・晝田選手は、持ち前のスピードと巧みなコンビネーションを武器に、昨年10月のプロデビュー戦から連戦連勝!日本タイトルへの挑戦権を手にしました。

王座決定戦では、観客やファンに「魅せる」戦いをすると意気込みます。


(晝田瑞希選手)
「自分が競技を頑張れていることとか、本当に周りのお陰だなと。女子にしか見せられない華やかさ、見ていて楽しいな、元気が出るな、こんな頑張れるのか女子も、ということを自分の試合を見て感じてもらえたら」


「入場から退場まで楽しんで帰ってもらう試合をするのが自分の目標です」