富山県の「秋の農業用水路転落事故防止強化期間」が20日から始まり、県は相次ぐ用水路への転落事故を受け、各地で用水路の危険箇所の一斉点検を行いました。

このうち富山市八尾町の石戸用水では、地元の土地改良区や県の職員などが用水路の危険個所を点検しました。

はじめに確認したのが、フェンスの大きな隙間。この場所は小学校の隣りで通学路沿いにあります。土地改良区では、児童や高齢者が転落する恐れがあるとして、フェンスの付け直しを県に申請するとしています。

20日は、転落の危険性がある7か所の点検を行い、隙間が大きい場所にはロープを張るなどして応急的な対策をしました。

井田川水系土地改良区 若林博之理事長:「かつては事故もありました。こういうケースがあるわけなので、(水路に)ふたをしたいわけですが、全部ふたをするわけにはいきませんので、徐々にその方向に向かって、それ以前にできることはなにかないか、こんなことで現在対策を行っています」

ことし4月から7月末までに県内で用水路に転落して死亡した人の数は10人にのぼり、去年1年間の10人を上回るペースとなっています。亡くなった10人のうち9人は、65歳以上の高齢者でした。

「秋の農業用水路転落事故防止強化期間」は9月20日までで、県は、稲刈り前の草刈りなどで用水路に近づく機会が増えるとして、慣れた道でも注意するよう呼びかけています。















