登山で使うのはタイヤが太いアウトドア用の車いすで今回、工藤さんには3人のボランティアがつきます。

「階段が結構多いので要所要所で引っ張り上げながら山頂を目指す」

登るのは日本百名山の1つ、標高1613メートルで岩手と秋田にまたがる八幡平です。
近年ドラゴンアイで人気を集めている八幡平ですが、このほかにも特徴があります。

(岩手県障がい者スポーツ 協会平藤淳会長)
「とっても登りやすい山遊歩道が整備されていて、障がいのある方も車いすで登ることができるので選んでいます」

八幡平は山頂までの周回コース、およそ2.4キロが全て石畳で舗装されていて、ボランティアも手伝いやすくなっています。

午前10時すぎ、いよいよ出発です。
舗装されている歩道とはいえ、車いすだとそう簡単にはいきません。
階段になるとボランティアが車いすを持ち上げます。