18日、百名山の一つ八幡平で障がいのある人たちが登山に挑戦するイベントが開かれました。注目したのは、ボランティアの助けをかりて車いすで山頂を目指す男性です。はたして登頂できたのでしょうか?

「それでは令和6年度の障がい者八幡登山になります!」

18日八幡平で、岩手県内外の障がいある人たち7人とボランティア28人の合わせて35人が登山を行いました。
このイベントは20年以上前から障がいのある人たちにも自然のすばらしさを感じてもらおうと県障がい者スポーツ協会が主催していて、参加者は歩きか車いすで登ります。

車いすで挑戦するのは盛岡市在住の工藤大輝さん26歳で、父の秀人さんと一緒に参加しました。

(工藤大輝さん)
「花を見て登るのが楽しみです」

工藤さんは生まれつき小脳が小さく、歩くのが困難でろれつが回らないという症状があります。
幼いころは歩くことができましたが、体が大きくなり始めた中学1年生からは車いすで生活しています。
車いすの生活になっても体を動かすことが大好きで、これまで4年連続でこの登山に参加しています。