つなぐ棚田遺産に認定されている岩手県遠野市の田んぼで30日、地元の小学生が稲刈りを行い実りの秋を実感しました。

稲刈りを行ったのは遠野市の宮守小学校の5年生8人です。
この棚田は農林水産省の「つなぐ棚田遺産」にも認定されていて、5月には子どもたちが「あきたこまち」の田植えを行いました。

参加したほとんどの児童たちが初めての稲刈りで、棚田を管理する宮守川上流生産組合の農家から指導を受けながら鎌を使った昔ながらの収穫を体験していました。

(児童は)
「楽しい」「稲を刈るのが難しいです」
「おいしいご飯になると思います」

(照井正美さん)
「こういう体験を生かして、これから子どもたちにこういう農業、これを継続してもらえるような子どもたちが育ってもらえれば本当に年寄りとしては最高にうれ
しいことなんだけどね。本当に。いい体験だと思いますよ」

30日収穫した「あきたこまち」は11月に学校で試食会が行われるほか、地域の産直で児童が販売する予定です。