招待選手は全員がドラフト候補 初挑戦の大舞台で残した最高の結果

 多くのメジャーリーガーが輩出してきた同リーグ。招待される選手は全選手がメジャーのドラフト候補。そのリーグが今年も6月から8月中旬にかけて行われ、招待選手として武元も参加した。9試合に登板し、3勝1敗で防御率0.71。25回1/3で23個の三振を奪う大活躍をみせ、リーグ最優秀投手に選ばれた。来年夏に迫るドラフトへ良いアピールとなった。

 「いろんな人の支えがあって、自分が日本にいた時に想像していたよりもはるか上の舞台でプレーすることができました。メジャーのスカウトも数多くいる中で、米大学1年時に最高峰のリーグで結果を出せたのは自信になりました」
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 高校時代の最速は151キロだったが、渡米してから約1年半で球速は3キロアップの154キロに成長。平均球速も約148キロだったが、今は約150キロに上がったという。さらに、現在と高校時代の映像を見比べるとコントロールも格段に良くなっていて、同リーグで三振の山を築いた。着実にレベルアップしている武元だが、その裏には渡米後のある意識の変化があった。