あえて船で旅するワケ「便利な世の中で、不便なものが…」

午前5時、うっすらと明るくなってきた東の空。韓国に里帰りするチョアさんが朝日を見にきました。チョアさんと夫の涼司さんは10年前、ロシアに語学留学した時に出会ったそうです。卒業後はお互いの国に戻りましたが、遠距離恋愛を経て結婚。今回の旅には大きな目的があるそうです。
(チョアさん)「卒業して就職したけど一緒にいたいなと思って日本に来ました。韓国は家族を大事にしていて、結婚式を小さくしたので(親戚の)一番上のおばあちゃんにあいさつができていなかったので、遅くなる前にあいさつしにいこうかなと」
フェリーから国境の島・対馬が見えると、プサンはもうすぐ。乗客は船を下りる準備を始めます。韓国最大の港町・プサンは、人口300万人を超える大都市です。
午前10時、長かった船旅も終わり、チョアさんの夫・涼司さんが、あえて船で旅するワケを話してくれました。
(涼司さん)「便利な世の中になったので、(自分の中で)不便なものが流行っている。そんな気持ちだけかもしれない。船いいよ。乗ったらわかります」
変化が激しい時代に、ゆっくりと移動を楽しむ人たちがそこにいました。














