お盆の沖縄の風物詩「エイサー」。沖縄本島中部のうるま市宇堅(うけん)区では四半世紀ぶりに地域のエイサーが復活し、伝統の踊りで先祖の霊を弔いました。
本島中部のうるま市は、もともとエイサーが盛んな地域ですが、宇堅区では、およそ25年前に青年会が解散して以降、旧盆のエイサーが行われていませんでした。
そんな宇堅区で去年、地域の伝統を後世に引き継いでいこうと、「青年会」ならぬ「成人会」が結成され、かつて青年だった地域の長老たちの指導の下、エイサーの練習を続けてきました。



旧盆ナカヌヒーの17日、宇堅区では、40代から60代までの成人会のメンバー30人あまりが、御嶽(うたき)の前で、四半世紀ぶりに復活させた宇堅区のエイサーを披露しました。

▽かつての青年会メンバー
「昔の踊り方から変わってないさー。子どもたちがこれだけ皆で協力してやってくれて上等。おじいたちも楽しみさ。ハッハッハ」

▽宇堅区成人会 涌田森智会長
「今は無い青年会を立ち上げて、自分たちが教えて、続けて行ければと思います」
宇堅区の成人会は、地域の御嶽や広場などを巡ってエイサーを踊り、祖先の霊を弔いました。