非常に強い台風7号は16日夜9時ごろにかけて山梨県内に最も接近する見込みです。
警報級の大雨のおそれはなくなりましたが、大気の状態が不安定で引き続き低い土地の浸水などに注意が必要です。

非常に強い台風7号は千葉県の南南東にあり、16日夜9時ごろにかけて県内に最も接近する見込みです。

県内で雨や風のピークは過ぎましたが台風の接近とともに一時的に雨脚が強まりました。

降り始めからの雨量は上野原と河口湖で36.5mm、大月で33mmなどとなっています。

ももやぶどうの収穫時期を迎えている甲州市の観光農園では…

早川農園 早川重輝さん:
「台風が来るということで午前中来るお客さんは事前に泊まっていたお客さんが多かったが午後は少なかったです」

台風の影響で客入りは例年の半分以下…。閑古鳥が泣いていました。

さらに…

早川さん:
「北海道とか沖縄に飛行機が飛ばないということで(ブドウの配送が)キャンセルだったり遅れるという電話をしました」

鉄道にも影響が。

JR身延線の特急「ふじかわ」は上下合わせて10本を始発から運休しました。

午後4時以降の甲府発2本と静岡発2本は運行します。

JR中央線に遅延や運休はありませんでしたが、東海道新幹線の運転取りやめなどの影響で大月駅のみどりの窓口には行き先を変更する人で列ができていました。

観光客は:
「雨が心配だったので甲府で遊ぶのをやめて松本に直で行こうと思う」

中央線、身延線ともにあす17日は通常通り運行する予定ですが、被害状況などによって遅れや運休が発生する可能性があり、最新の運行状況の確認を呼びかけています。

県内で警報級の大雨の恐れはなくなりましたが、大気の状態が非常に不安定となる見込みで、気象台は低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水に注意を、さらに夜遅くにかけては落雷や竜巻などの激しい突風に加えひょうが降るおそれがあるとして農作物の管理にも注意するよう呼び掛けています。