宮崎・熊本・大分にまたがる300haを開拓「祖母山麓総合開発計画」

それが「祖母山麓総合開発計画」。

宮崎・熊本・大分にまたがる300ヘクタールを開拓し、農産物の生産や畜産業のほか発電所や加工施設まで建設しようという計画です。

(郷土史研究家 工藤 寛さん)
「『農村ユートピア(計画)』を作ってますね、その計画の中には今でいう6次産業ですね。農畜連携みたいな当時としては想像つかないような、非常にスケールの大きな、そして非常に先駆的な構想を作ってますね」

敗戦という混乱期に食糧不足を救おうと立ち上がったものの、結局、この計画が実現することはありませんでした。