静岡市は8月16日、清水区役所保険年金課と蒲原支所で、916人に対して本来交付すべき国民健康保険の「被保険者証」ではなく、「資格確認書」を誤って交付したと発表しました。
静岡市によりますと、2024年7月1日から8月5日の間に、国民健康保険への加入を届け出た726世帯916人に対して、本来交付すべき「被保険者証」ではなく、12月2日以降にマイナ保険証を利用しない人が保険証の代わりに医療機関などに提示する「資格確認書」を誤って交付したということです。
現時点で、誤交付に関する被保険者や医療機関からの問い合わせはないということです。
静岡市によりますと、7月4日に担当者が「被保険者証」の印刷機に「資格確認書」の台紙を誤ってセットして、「被保険者証」として印刷・交付を始めたということです。
7月中旬に別の職員が指摘しましたが、担当者は「資格確認書」は12月2日前でも利用できるものと判断したといういことです。
8月5日に担当課内の制度改正に関する研修の中で、「資格確認書」が誤って交付されていることが発覚しました。
静岡市は、「被保険者証」への差し替えが必要な654世帯828人には、8月14日付で、お詫びの文書と被保険者証を送り、「資格確認書」の返送を依頼したということです。
静岡市は、誤交付の原因について、担当課職員の書類の確認が不足していたことや、制度改正への理解が不足していたこと、担当課内の報告・連絡・相談体制に不備があったことを挙げています。
静岡市は、今後、複数の職員による確認の徹底と書類確認方法の見直し、課内研修による知識習得などを徹底し、再発防止に努めるとしています。
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