初盆を迎えた故人を西方浄土へ送り出すお盆の伝統行事・精霊流しが15日夜、長崎県内各地で行われました。


魔よけの意味があるとされる爆竹や鉦の賑やかさと故人を偲ぶ寂しさが入り混じります。


お盆最終日の15日、長崎市では初盆を迎えた故人の家族らが故人にちなんだ様々な精霊船を送り出しました。

長崎市内からの見物客「やっぱり長崎の風物詩なので」

京都からの見物客「すごいです派手過ぎでしょ」

造船業を営んでいた野口正則さんの船です。

姉・今村愛さんと弟・野口武尊さん「最高の父親です」「豪快で格好いいお父さんです大好きな気持ちいっぱいで流してます」

去年の精霊流しでは花火が原因とみられる火災などが相次いだことから、県警は今回、数か所で検査を行い危険な花火や爆竹を「一時預かり」しました。


県警によりますと 長崎県内全体で2メートルを超す精霊船は685隻が流され、去年より30隻ほど少なかったということです。