▽「刈った髪を封筒にしまって保管」戦地で亡くなってしまったら遺灰の代わりにー

創業101年の理容店ならではのエピソードも聞かせてもらいました。

布田一枝さん
「これは義母の話ですが、全部丸刈りにして兵隊に行かないけんかったから、七三に分けた元気の良い髪を手動で刈って、それで封筒を入れてとっといたんです。名前を書いて」


もしこの青年が戦地で亡くなってしまったら遺灰の代わりになる、そう思って密かに髪をしまっていたのだといいます。

布田一枝さん
「白木の箱が届いても、中に遺骨も何にもなくて、紙切れが一枚が入っとったって嘆かれる、遺族の方が。それを遺族の人に渡してあげたらすごい喜ばれたと」