この春完成した、福島県浪江町・赤宇木地区の記録誌「百年後の子孫(こども)たちへ」は、いま、地域を知る多くの人のもとへ届けられています。このうち、半世紀以上前の赤宇木を知る女性が、岡山県にいました。戦後、新たな産業に挑戦した、地域を支えた夫婦の姿に迫ります。
岡山県の北東部・奈義町。ここに住む田中香代子さんのもとにも、記録誌が届けられました。
田中香代子さん「田舎っていうものを全然知らなかったんです。だから、田舎ってどういうところだろうという、興味ですね」

記録誌を編集した赤宇木の元副区長、今野邦彦さん。避難先の桑折町から900キロ離れた岡山で、田中さんを訪ねたのには、わけがありました。
