派閥がなくなり初の総裁選 取りざたされるのは・・・
良原キャスター:
来る総裁選、誰が出馬するのか、今取り沙汰されている方たちです。

石破茂 元幹事長(67)
加藤勝信 前厚労大臣(68)
小泉進次郎 元環境大臣(43)
河野太郎 デジタル大臣(61)
小林鷹之 前経済安保担当大臣(49)
高市早苗 経済安保大臣(63)
野田聖子 元総務大臣(63)
林芳正 官房長官(63)
茂木敏充 幹事長(68)

総裁選の日程は、9月20日・27日が有力と言われていて、8月20日に投開票日が決まります。立候補には国会議員20人の推薦が必要になります。
井上キャスター:
この中に、上川陽子さんが入っていないですね。
星さん:
上川さんは、例えば岸田総理が総裁選挙に出れば、岸田総理と同じ派閥ですから、もちろん岸田総理を応援しますよね。
岸田総理の派閥は、おそらく林官房長官が手を挙げる可能性があるので、上川さんは派閥の中では林官房長官を応援していくということになりますから、上川さん自身が出る幕はなくなってくると思います。
井上キャスター:
岸田総理は、林官房長官を推すと考えているんですか。
星さん:
岸田総理は、誰を推すか鮮明にしないと思いますが、宏池会という派閥が誰も手を挙げないで草刈り場になるのは嫌だという感覚は強いと思います。
萩谷弁護士:
派閥が自民党内で表向きに解消されて、派閥の調整がなかなかできない状態での総裁選になると思いますが、その場合、候補者はいつもより多く出るんですか?
星さん:
おそらく、20人の推薦人を確保できた人はどんどん手を挙げると思います。
ただ、「派閥が解消された」といっても麻生派はまだ残っています。岸田総理自身も「派閥を解散する」と言いながら、唯一、派閥を維持している麻生さんに協力を要請したりしているので、どうも中途半端です。
ホランキャスター:
「派閥を解消しました」と言っていても、実質、そこにはあると見ておいた方が良いですか?
星さん:
と思います。おそらく派閥を超えて、若い人同士で集まるということはあるでしょうけど、派閥的な枠組みは残るということだと思います。
井上キャスター:
そう考えるとキーマンは麻生さんですか?それとも他のどなたかですか?
星さん:
麻生さんは、岸田総理が続投する場合、支援して力を発揮しようということだったので、岸田総理が出ないとなると、河野大臣も難しい、茂木幹事長も勝ち目がなかなか見えてこない・・・となると、麻生さんからするとやや手詰まりな状況だと思います。