災害時、水の備えは? おすすめは「水道水のくみ置き」
井上キャスター:
早め早めに備えるということは大事ですが、各地で買い占めが起きています。

12日の岐阜県のドラッグストアでは、棚から水がなくなっています。SNSでも「どこに行っても2Lの水が売っていない」という声もありました。

「災害時に何リットル必要になるのか」というと、飲む分が1L、そして生活用水で2Lと言われているので、1人1日最低でも3Lを目安にして欲しいということです。なので、1週間で21Lぐらい必要になる。
全て購入するのは大変ということで、東京都水道局がおすすめしているやり方は、「水道水のくみ置き」です。
水道水は直射日光を避ければ、常温で3日間、冷蔵庫で10日間、保存することができます。これは水道水に含まれる塩素でしっかりと消毒効果が出ると言われている期間です。
浄水器の水や沸騰した水だと塩素が除去されてしまうので、必ず蛇口からそのまま注ぐようにしてください。
保存期間が過ぎた場合は、洗濯・トイレなどの生活用水にそのまま使うことができます。
猛暑の中での停電への備えは?
井上キャスター:
そして、猛暑が続きますので、停電への備えも必要です。

▼水を冷凍保存する
▼モバイルバッテリーを準備する
▼ガソリンを満タンにする。
広瀬気象予報士:
モバイルバッテリーは、情報を探すためのスマートフォン用やハンディファン用です。あとは、車のエアコンというのも猛暑を乗り切るための選択肢の一つになるのかなと思います。
13日、14日、15日のうちにこういった備えを確認してもらえたらなと思います。
井上キャスター:
旅先でも備えが大事ということで、その中で出来ることをまとめました。

▼各市町村のハザードマップで浸水区域の確認をする
▼自治体のHPで災害情報の確認をする
▼海水浴場などでは津波フラッグを確認する。
このフラッグで津波注意報や津波警報、大津波警報の発表を知らせるということがありますので、頭に入れていただければ幸いです。
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<プロフィール>
気象予報士 広瀬駿さん
1989年愛媛県生まれ
気象予報士・防災士・健康気象アドバイザー
横浜国立大学大学院で台風を研究