県内のダンプカー運転手で作る協議会が、沖縄防衛局に対し工事の安全と単価の改善などを要請しました。要請は「全国ダンプキャラバン」の一環で行われているものです。

ダンプ協議会の要請(9日)



要請では、今年6月に名護市安和で、警備員の男性がダンプカーにひかれ死亡した事故について、現場で強引な誘導があったとして、辺野古移設工事の発注元である沖縄防衛局の責任を追及しました。

要請に対し沖縄防衛局の担当者は、普天間基地の辺野古移設工事で「事故につながるような指示は一切出していない」としたうえで、今後、安全管理を適切に行うと回答しました。

辺野古移設工事でダンプカーを運転する長野和幸さん


▽辺野古移設工事でダンプカーを運転する長野和幸さん
「常にいずれ(事故が)起きることだろうなと思っていました。見合った賃金を払ってほしい、決められた賃金を払ってほしい。安全にはもう少し神経使ってほしい」

沖縄ダンプ協議会は今後も沖縄防衛局などの関係部局に対し、公共工事における単価の改善と安全管理の徹底を強く求めていく予定です。