目薬、猛暑のときは冷蔵庫で冷やして保存してもOK? NG?

山内キャスター:
目薬はどうでしょうか?一般的な保存方法は室温保存ということで、目安は1℃~30℃です。SNS上では「この気温でも大丈夫なのかな…」という声や、逆に「目薬は冷蔵庫で冷やしていいの?」という声もありました。

東京大学准教授 斎藤幸平さん:
成分が変わってしまうかなと思って、普通に冷やしていましたが…。

山内キャスター:
実は、目薬は冷蔵庫保存NGだそうです。安全性には問題はないものの、効果が薄まってしまうということです。

ひなた在宅クリニックの田代和馬院長は「“保存試験”の結果から、35度程度までは耐えられる。冷蔵庫ではなく、直射日光が当たらない場所での保存で問題ありません」と話していました。

東京大学准教授 斎藤幸平さん:
変化させないために冷蔵庫に入れていたら、むしろ変化させていたのか…。

山内キャスター:
それから、靴箱の中も要注意です。靴の修繕などをしているRESH.の山田和弘さんは「暑さの影響で靴底が外れるリスクがあります」と話していました。靴底の固定が接着剤のみの場合、外れてしまうかもしれないということです。

ですから、長期間不在にするときには、熱がこもらないように対策してください。靴箱の扉は開けておきましょう。また、靴を脱ぎ履きする、いわゆる玄関の“たたき”に靴を保管しておいたほうが、靴底は外れにくいということです。

南波キャスター:
本当にもう気候が変わっていますから、野菜、調味料、靴まで、色々対策が変わってくるんですね。

東京大学准教授 斎藤幸平さん:
全部、見直して考えないといけないですね。

南波キャスター:
まさに“異常温”が続いています。

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<プロフィール>
斎藤幸平さん
東京大学 准教授 専門は経済思想・社会思想
著書『人新世の「資本論」』50万部突破