もしペットと離れ離れになったら…「ペット情報カード」とは?
環境省によると、2011年の東日本大震災では犬だけで3000頭以上の大切な命が犠牲となりました。また命は助かったものの、飼い主と離れ離れになり、多くのペットが放浪状態になりました。(※1)
きし動物病院 岸夏樹院長「防災用品の中にもう一つ、『ペット情報カード』を用意しておくことをおすすめします。
ペットの名前や種類・体重・既往歴・飼い主の情報などを記入しておくと、万が一ペットとはぐれてしまったり、避難所やシェルターに預けるときにペットの情報をわかりやすく伝えることができます。
防災用品の袋に入れたり、ケージやキャリーと一緒に保管しておきましょう。家族分コピーしておくのも良いですよ」


【ペット情報カードの記入例】
1.ペットの名前
2.性別と避妊去勢の状況
3.生年月日
4.種類
5.毛色
6.マイクロチップナンバー
7.犬鑑札ナンバー
8.体重
9.特徴 (足にまだら模様があるなど)
10.性格(人懐っこい、音に敏感など)
11.最近の予防歴(ワクチン接種日、種類など)
12.健康状態 8既往歴・投薬状況・かかりつけ病院名と電話番号)
13.飼い主の情報(名前・住所・電話番号・メールアドレスなど)
14.写真(ペットの全身写真・飼い主との2ショット)
きし動物病院 岸夏樹院長「写真は1枚でもいいですが、できれば▼全身が写ったもの ▼飼い主と一緒に写っているもの、2枚用意するのがおすすめです。もしはぐれてしまった場合に飼い主を特定するのに役立ちます」
また、岸先生は記録的な暑さが続くなかでの災害は、ペットも人と同じように熱中症対策を忘れずに行ってほしいといいます。いつもの備えに加えて必要なのはどのようなものなのでしょうか。