8日午後4時43分ころ、九州地方で震度6弱を観測する強い地震がありました。
宮崎県など九州4県では現在、全国高等学校総合体育大会・インターハイが行われていて県高等学校体育連盟は県選手団の情報の収集にあたっています。午後4時43分ころに九州地方で震度6弱を観測する強い地震がありました。
気象庁によりますと、震源地は日向灘で震源の深さは約30km、地震の規模を示すマグニチュードは7.1と推定されます。
この地震の影響で現在、高知県と愛媛県、大分県と宮崎県、それに鹿児島県に津波注意報を発表しています。
2024年のインターハイは北部九州総体として福岡県を中心に、佐賀県、長崎県、大分県の九州4県で行われています。このうち津波注意報が発表されている大分県で8日前後に競技日程が組まれているのはテニスやカヌー、柔道となっています。
それぞれの競技専門部や学校にによりますと、これまでのところ、参加している生徒や引率者に被害が確認されたという情報は入っていないということです。
テニスはすでに県勢の競技は終了しています。カヌー競技の選手団は9日に予定通り空路で青森県に戻るとしています。
カヌー競技に帯同しているスタッフは
「今大分県にいて、弘前工業高校の生徒2人と東奥義塾高校の生徒3人と監督の計7名で移動中でした。インターハイの会場にいて移動しようとしたところ、地震が起きたようだが、揺れを感じることもなく、心配の電話がたくさん来ている状況(何が起きているかわからない)。明日、飛行機で予定通り青森に帰る予定です」
また、10日から競技が始まる柔道では個人戦と団体戦に参加する青森北高校の選手・指導者計8人が大分県に向かう新幹線に乗車中で岡山県を走行中でした。
まだ現地には入っておらず、今後の大会の実施については情報収集にあたっているということです。