山形県酒田市できょうから大雨で被災した人や支援活動を行なう団体を対象に無償で車の貸し出しを行なう災害サポートレンタカーが始まり、早速、生活の足のため
利用者が訪れていました。

日本カーシェアリング協会 吉澤武彦 代表理事「一歩でも皆さんが前に進んでいただけるようにこの取り組みを進めている」

災害サポートレンタカーは今回の大雨災害で被災した人や支援活動を行なう団体に無償で車を貸し出す取り組みです。

宮城県石巻市に本部のある日本カーシェアリング協会が実施するもので、東日本大震災で6万台の車が被災し、生活の足が必要になったことをきっかけに始まりました。

酒田市ではきょうから貸し出しが始まり、受付開始とともに、さっそく5件の申請があったということです。

貸出の条件は免許証のほか、り災証明や自宅や車両の写真など被災したことがわかるものがあることです。

災害サポートレンタカーの利用者は「三台が全損で一台が修理しないとだめ。はっきり言って助かる」

貸し出される車は、11月末まで長期間利用できる乗用車と貸出期間が最長3日間のトラックの2種類です。

現在は酒田市に8台、あさってから運用が始まる戸沢村に10台の車が準備されていますが、全国で災害が頻発していることから台数が足りていないということです。



日本カーシェアリング協会 吉澤武彦 代表理事「車を買い替えの方や手放してもいい車がある方は被災された方の支援のために寄付いただけたら」

災害サポートレンタカーを利用するには事前の申込みが必要です。また車を寄付する場合には条件があるため、日本カーシェアリング協会ではホームページで確認してほしいとしています。