県内のダンプカー運転手の低賃金が重大事故の発生などにつながっているとして、運転手らで作る協議会が県に単価の改善などを要請しました。

8日県庁を訪れたのはダンプカー運転手の労働組合、沖縄ダンプ協議会のメンバーで、企業の下請けであるダンプカー運転手は低コストで無理な運行を強いられているとして、過積載を防ぐための事業者への指導や単価改善を県に求めました。

ダンプカー(資料写真)



協議会は、県内のダンプカー運転手の賃金は県外と比べ1日あたり2万円以上低いと課題を挙げたのに対し、県土木建築部の嘉数広樹土木企画統括監は、「社会資本整備にはダンプは不可欠。今後も発注の際に指導を徹底していきたい」と回答しました。

県に単価改善を要望した沖縄ダンプ協議会の東江勇議長(左・8日)



▽沖縄ダンプ協議会・東江勇議長
「ダンプの事故防止のためにぜひ努力をして頂きたいという風に要請を強めていきたいと思います」

沖縄ダンプ協議会は8日と9日の2日間で警察や沖縄防衛局などにも要請することにしています。