ジャパネット創業者・髙田明さんの思い

長崎スタジアムシティを手掛けるジャパネットの創業者である髙田明さんは、「スポーツが持つ平和の力」を訴えて続けてきた人でもあります。開業を前に、いま思うことは?

ジャパネット創業者 高田明さん:
「爆心地近くの軍需工場があった所もこれだけ生まれ変わりましたよって。『人間は変わっていかなければいけない』事を表現するためにここは建ったと思うんですよ」

「大変な悔しい思いでこの世を去られた方とかには…『任せて下さい』と。必ず皆さんの思いは私達の世代からまた次の世代に引き継がれて実現していきますよってことを信じて欲しいと思いますね。『見守って下さい』って思います」

幸町工場に勤務していた山下正英さん(99):
「僕たちがおった所だよ、あそこはーって、時々言ってますね。僕はもう動ききれないから行けないけど、(スタジアムシティになることは)よかったと思います。何で戦争をせないかんか…愚かだったなと思いますね」

苛烈な被爆の実相を刻み、幸せの熱狂を分かち合う場所へー。核兵器使用の脅威が高まる中、世界に発信すべき「長崎の記憶」がここにあります。