国土交通省 猪子敬之介 災害査定官「非常に甚大な被害が生じていると痛感した」
こうした中、国の災害査定官が県に被災した河川の応急措置や復旧工事の方法などの技術的な助言や指導を行うため、2日間に渡り、災害緊急調査を行いました。

きょうは、甚大な被害を受けた酒田市の大沢地区に入り、荒瀬川の氾濫により多くの場所でのり面などが崩落した国道344号を確認しました。
11か所の被害状況を確認した災害査定官は、被害にある共通した特徴があるといいます。

国土交通省 猪子敬之介 災害査定官「まず護岸が断続的に壊れている、橋梁の裏の部分が侵食されているという被害が酒田市の特徴」

このほか県内は、22の河川で同じような被害がみられることから「今回の被災の本復旧には時間を要する」としています。
橋に設置された水道管も流され、地区は断水状態が続いています。
県には、生活道や水道などライフラインの仮工事を含めた助言を行ったとしました。


国土交通省 猪子敬之介 災害査定官「本復旧は被災のメカニズムを把握して、被災の原因の除去をして、本復旧工事を進めるようにアドバイスした」

道路や河川も大きなダメージを受けた今回の大雨。
次の出水期に向けて大型の土のうを積むなどの対策も必要ということです。
