国の重要文化財に指定されている愛媛県松山市の萬翠荘を、アートで彩ろうという取り組みが行われています。
6日から萬翠荘で始まった美術展の一コマには、ガラス工芸や染物、刺繍など館内を彩る作品の数々…
これらの作品を手がけたのは、神奈川と東京にキャンパスを置く女子美術大学の学生たち。
この大学は、女子美術の高等教育として明治33年、1900年創立の私立では国内で最も古い美術学校です。
今回、館内に展示されている作品はおよそ130点、中でも自在に材料を操れるガラス工芸は、色々な技が活かされています。
大学生
「機械でもっとツルツルに磨くことも可能だが、わざと機械から手仕事に変えることで触り心地のいい、いつまでも触っていたい物にしている」
学生が手に持つのはソリッドワークという技法で作ったもので、吹きガラスの技術を応用しつつ、ガラスの塊を巻き付けながら加工しています。
大学生
「色んな形に自由自在にやり方によって変化するので、そういった所もガラスの面白い点」
自在なものはガラスに限らず、館内には独創的な作品が並びます。
大学生
「女子美は個性あふれる学生が多く十人十色かなと思っているので、そういった点を見てもらえれば」
ところで会場の萬翠荘は、今から100年余り前の大正11年、1922年に旧松山藩主の子孫にあたる久松定謨伯爵が、別邸として建設しました。
純粋なフランス風の洋館は戦禍を免れ、当初の様子をそのまま残す貴重な建築物で、2011年には本館などが国の重要文化財に指定されています。
今回の展示には、窓から差し込む光や壁にかかる昭和天皇の肖像画など、建物そのものが芸術品である萬翠荘を活かしたものも。
ではなぜ、今回こちらで首都圏にある美術大学の展覧会が催されることになったのでしょうか?
萬翠荘アーツムーブメント 村上奏久代表
「次の200年を目指すところで、次世代の若者にもっと萬翠荘を知ってもらい新しい活用の仕方、表現の仕方をやっていきたいというメッセージを送った。若い方に参加してもらいたいが、中四国地域に美術大学がない。学生たちに直接お願いして本当にやる気のある方々に参加してもらうことを目的に開催した」
大正ロマンと現代の芸術が融合したこの展覧会は、今月25日まで開かれています。
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