「勝敗はセット終盤をどれだけ冷静にプレーできるかで決まる」

ホランキャスター:
でもイタリアは、本当に意地を見せたなという感じでした。

良原キャスター:
第3セット、第5セットとイタリアに取られてしまいましたが、先にマッチポイントを迎えたのは日本でした。遠かった「あと1点」、どうしてなのか?

迫田さんは「勝敗はセット終盤をどれだけ冷静にプレーできるかで決まる。イタリアチームは試合の勝ち方を熟知していた」とコメントしていますが…。

元バレーボール女子 日本代表 迫田さおりさん:
やはりイタリアは追う展開だったにもかかわらず、ここぞというところでスーパープレーが出ました。サーブにしても、ブロックにしても、セットの終盤の戦い方というものを知っていたなと思います。

ホランキャスター:
勝ちが近づくと、どうしても力が入ってしまったり、いつもの調子が出なかったりということはあるのでしょうか?

元バレーボール女子 日本代表 迫田さおりさん:
ありますが、どの大会でも終盤が大事というのはみんなで言っていたと思いますが、そこをさらにイタリアが上回ってきてしまったのかなと。

井上キャスター:
イタリアが上回ったものは、あえていうと経験なのでしょうか?

元バレーボール女子 日本代表 迫田さおりさん:
経験もあると思います。やはりベテランの選手もいるというのもあったかもしれません。自分たちの強みを最後に発揮してきましたね。

井上キャスター:
次、4年後のロス五輪でまた応援したい気持ちになりました。

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<プロフィール>
迫田さおりさん
元バレーボール女子 日本代表
2010年に代表入りし世界バレーで銅メダル
2012年、ロンドン五輪で銅メダル