2007年以降の「暑さ合戦」

ところが、2007年以降、不動の暑さナンバー1に異常が起きます。
2007年8月16日に熊谷市(埼玉県)と多治見市(岐阜県)が40.9℃を出して記録を更新すると、毎年のように「今年は猛暑」「最高気温更新」が相次ぎ、いつしか街々の「暑さ合戦」のような様相を呈していきました。

「暑い!」は日本各地共通となり、いつしか「暑さ合戦」の様相を呈してきました(*イメージ)

熊谷市に「あつべえ」登場

なかでも埼玉県の熊谷市は、猛暑キャラクター「あつべえ」を登場させ「暑さで街を盛り上げる!」というキャンペーンを始めました。

猛暑キャラクター「あつべえ」は、団扇、Tシャツ、かき氷店など色んなところに出没しました

市内中心部には巨大温度計が置かれ、駅前には暑さ対策のミストが噴霧されるようになりました。キャッチフレーズは「あついぞ!熊谷」。これは「暑い」というのと「熱く燃えてるぜ!」という気合をかけていましたが、現在は、ちょっと暑苦しすぎるということで若干のトーンダウンをしているようです。

あつべえも消えてます。「熱中症で死亡者も出ているのに不謹慎だ」という意見もあったとか