東北の定時制・通信制高校に通う生徒たちが一堂に集うイベントが盛岡市で開かれています。
生徒たちは学校に宿泊し、災害時の対応を学んでいます。

この交流イベントには東北4県・11校の定時・通信制高校に通う生徒や、引率の教員80人が集いました。
参加者は5日から杜陵高校を会場に、1泊2日で災害対応などを体験します。
学校敷地内には、自衛隊が実際の災害時に設置する「屋外入浴セット」などが用意されました。
これは陸上自衛隊仙台駐屯地と岩手駐屯地の協力を得て設置されたもので、特に「屋外入浴セット」は能登半島地震の被災地でおよそ3か月間設置され、延べ6万人の被災者が利用しました。
(三田正巳校長)
「ここでしか経験できないことがこの2日間でたくさんあると思う。復興・防災教育を柱に入れている」

(水野花梨さん)
「これからに備えるということが難しいけどできたらと思う」
5日の夜、生徒たちは実際に非常食の調理や入浴など、災害時の対応を含めて学校での宿泊を体験します。