東京オリンピックに引き続き、2大会連続で銀メダルに輝いた、柔道・混合団体。最後まで妹思いだった、阿部一二三選手の姿をお伝えします。また、ルーレット抽選には、疑問の声も聞かれています。

「また兄妹で一緒に頂点に…」阿部一二三“最後まで妹思い”

齋藤慎太郎キャスター:
8月3日に行われた柔道混合団体決勝。フランス戦は惜しくも敗れてしまいましたが、東京オリンピックに続いて2大会連続で銀メダルに輝きました。試合後のコメントです。

阿部 詩選手(24)
「チームの団結した全てが、詰まった銀メダルかなと思います」

阿部 一二三選手(26)
「また兄妹で一緒に頂点に立つという目標もありますし、また兄妹で前を向いて一歩ずつ頂点目指して頑張っていく」

今日のゲキ推しポイントはこの2人。特に一二三選手、最後まで妹思いでした。まず表彰式に肩を組んで登場しました。

▼肩を組んで表彰式に登場

阿部 一二三選手(26)
「僕から『肩を組んで登場しよう』って、笑顔で最後は締めくくりたいなと思い(言った)。最後は振りほどかれたんですけど」

▼表彰台でささやく場面も…

阿部 一二三選手(26)
「『金メダルが良かったね』僕自身は2連覇を達成できたけど、妹に『金メダルをかけてあげたかったな』って」

阿部 詩選手(24)
「負けてしまって悔しいというのと、試合後だったので髪型とか気にしてたと思います。兄が『(髪型は)大丈夫か』って…」

非常に仲睦まじいですね。様々なコメントなどからも、一二三選手が詩選手を思う気持ちというのは伝わってきました。

井上貴博キャスター:
想像を絶するとんでもない重圧だったと思う。今までも兄、一二三選手がスランプに陥って上手くいかないときは妹、詩さんが支えてきたのもあります。

お互い4年後は28歳と30歳。インタビューでも「次のオリンピックは金メダルを取ります」と話していましたね。これからも続くんでしょうね。

ホラン千秋キャスター:
ライバルとも違う、仲間でもあるしそれ以上でもあるみたいな。とっても特別な関係性で、同じ競技で切磋琢磨できるのはなかなかある機会じゃないと思います。