違法薬物をめぐって警察の捜査を受けていた新浪剛史氏が経済同友会の代表幹事を辞任しました。本人から「辞任」の申し出があり、経済同友会の理事会が受理しました。

新浪氏は海外から大麻由来の成分が含まれた「サプリメント」を入手した疑いで警察の捜査を受けていて、今月、サントリーホールディングスの会長を辞任し、経済同友会のトップ=「代表幹事」の活動を自粛していました。

関係者によりますと、きょう(30日)午後、都内で経済同友会の理事会が開催され、新浪氏から代表幹事の「辞任」の申し出があり、受理されたということです。

新浪氏の処遇をめぐっては、およそ1700人の同友会会員に行ったアンケートの中で厳しい対応を求める意見が出ていて、代表幹事の資質を審査する倫理審査会では、「代表幹事の辞任を求める勧告が相当」とする見解が示されていました。