スリットとは「隙間」だった
都市建築学の専門家、東北大学の前田匡樹教授に聞きました。

東北大学 前田匡樹教授:
「一般的に建物には柱があって壁があります。壁と切り離すために入れるものをスリットと言っています。完全に空洞でもいいんですけど、スポンジのような柔らかいものを入れておいて柱が動けるようにする。そういう風に作ることが多い」

スリットは「隙間」という意味で、「構造スリット」とは地震の揺れから建物を守るために柱と壁の間にある構造的な隙間のことです。一般的にはビルやマンションなどの鉄筋コンクリート造りの建物に多く取り入れられています。