■パリオリンピック™ バレーボール男子予選リーグ グループC 日本 1ー3 アメリカ(2日、パリ南アリーナ )
ミュンヘン大会以来52年ぶりとなるオリンピックの金メダル獲得を目指す日本(世界ランク3位)が準々決勝進出を決めた。アメリカ(同6位)との予選リーグ最終戦にセットカウント1ー3(16‐25、18-25、25-18、19‐25)で敗れグループCの3位(1勝2敗 勝ち点4)が確定したが、1セットを奪ったことで、上位8チーム入りの条件を満たした。
スタメンは主将の石川祐希(28)、セッターには関田誠大(30)、山内晶大(30)、小野寺太志(28)、西田有志(24)、髙橋藍(22)、リベロは山本智大(29)が起用された。
予選リーグ最終戦、最低でも1セットを奪えば決勝トーナメント進出が決まる日本は第1セット、アメリカのサーブに崩され連続得点を許し追いかける展開となった。西田の強打で食らいつくもアメリカの多彩な攻撃で徐々に点差を広げられ16‐25で先取された。
日本は第2セット、アメリカに出だしからブロックやサービスエースなどで5連続得点を奪われた。このセット、スタートから起用された髙橋健太郎(29)が、ブロックやクイックなどで流れを引き寄せかけたがブロックの良いアメリカとの点差を縮められず18‐25で2セット連取された。
あとがなくなった第3セットは石川に代え大塚達宣(23)を投入したフィリップ・ブラン監督(64)。その大塚のスパイクなどで競り合うと、髙橋健のクイックや西田のバックアタックで3連続得点し9‐6でリードした。会場でニッポンコールが鳴り響く中、日本は髙橋藍のバックアタックや西田のブロックでリードを広げ25‐18。1セットを取り返し、この時点で準々決勝進出を決めた。
交代選手が流れを変え、迎えた第4セット。序盤は競り合ったが、アメリカのバックアタックで8‐11とリード。西田の技ありショットなどで一度は同点に追いついたが、相手の強打やクイックにと多彩な攻撃で振り切られた日本。セットカウント1‐3で敗れグループCの3位が確定。それでも他グループのセット率の関係で準々決勝進出が決まった。
試合後石川は「まず次の試合が重要ですし、ここから負けたら終わりなので、しっかり勝ち切る準備をして臨みたいと思います」。ブラン監督は「これからはトーナメントで一発勝負が続きますので、まだどこと当たるかわかりませんけど、ここから戦い続けるだけです」と次を見据えた。
※世界ランキングは試合前時点

















