こちらはおととし2022年の8月。大雨で甚大な被害があった飯豊町の様子です。

大雨被害から明日で丸2年。県がきょう、復旧作業が進められている飯豊町の工事現場を報道陣に公開しました。

2年前の8月3日。

飯豊町では24時間雨量が474ミリを観測する雨が降り、河川は氾濫、家屋の浸水や田畑の冠水も相次ぎました。

県道にかかる大巻橋、そしてJR米坂線の橋梁が流されるなど多くの被害がでました。



現在、流出した大巻橋の現場は仮の橋が作られ通行できる状態ですが、寸断された橋や倒壊しそうな建物は当時のままです。

田畑の冠水被害があった小白川の上流では壊れた護岸がまだ残っていました。

県は、災害復旧助成事業として事業費16億円をかけて大巻橋付近から小白川の上流およそ2.4キロの区間の復旧工事を進めています。

現在、進められているのは小白川の川底を深くする掘削(くっさく)と高さ最大5メートルの護岸の設置作業です。


   
そして今月中旬からは大巻橋付近の川の流れを真っすぐに変え、新しい橋を作る工事が始まります。

蛇行していた川の流れをスムーズにすることで被害を軽減する狙いです。

県置賜総合支庁建設部 後藤陽一 災害復旧専門員「被災から2年ということで小白川の災害復旧工事は進んできたが、引き続き地元の皆さまの理解を得ながら早期の事業完了に向けて努力していきたい」

工事は来年いっぱい行われる予定です。