初対面のメンバーも気持ちを一つに

女みこしは、25年ほど前に商店街連合会が始めました。防府天満宮の「天神おんな神輿」に参加する人から、担ぎ方や服装など、基本を教わったといいます。

天神おんな神輿・山近真美副会長(女みこしにも立ち上げから参加)
「山口市は転勤族の方が多かったり、大学生が来られたりとかで、毎年メンバーが一緒ということがほとんどなくて。そういう人たちをその日だけの練習なしで意気投合させるっていう意気込みというか、楽しさというのもありますね」

初日は、宮野地区の人たちを中心とする「裸坊」が担いだ四角みこし。男性が担いでも重いものですが、裸坊と同じように、みこしを回したり差し上げたりして、市の中心部を盛り上げました。

10回程度参加しているアメリカ出身の女性
「2012年から開催されているときは絶対参加しようとしています。参加できるというのは、本当に山口市に来てよかったなと思います」
20回程度参加している女性
「みんな必死なところがすごいいいですよ。これすごい重たいんですよ。それを一生懸命担ぐというのが一番楽しいですね」

母親と参加した女性
「実家にいないので、夏に帰ってきて、お母さんと担げるのが楽しいです」
母親
「娘とおみこしを一緒に担げてよかったです」

2時間ほどをかけて八坂神社までの道のりを担ぎきりました。

女みこし代表・沓野優紀さん
「一度担ぐと、みんなすごい楽しそうだったでしょ。きつかったけれど、みなさん楽しかったって言ってくださいますので、超人気の女みこしになってほしいです」

八坂神社などによると、ことしの山口祇園祭の初日には、去年より5000人多い3万5000人。中日には3万3000人が訪れたということです。