赤基調のメイクでまつりに彩り

担ぎ手は、豆絞りを額に巻き、鮮やかなはっぴ姿。髪を結って、赤を基調とした化粧も施します。化粧はこれまでは自分でしていましたが、今年はYICビューティモード専門学校の学生が担当しました。

みこしの担ぎ手
「みなさんおきれいですよね。知り合いが結構いたんですけど、メイクで全然違うから気づかない人がたくさんいました。ふだんしないメイクだし、豆絞りとか着けないじゃないですか。気分上がりますよね」

参加するのはおよそ100人。女みこし以外の2つのみこしは、白いはちまきとさらし姿の「裸坊」が担ぎます。女みこしが加わってまつりに彩りが生まれます。

担ぎ手不足でトラックで運んだ時代も

午後7時すぎ、御旅所に担ぎ手たちが集まりました。この「御還幸」。かつては担ぎ手が足りず、みこしをトラックで運んだ時代もあったといいます。

山口祇園祭振興会・俵田祐児事務局長
「御神幸でおみこしを担いできたのであれば、おみこしを担いで八坂神社まで神様をお連れするということを始めて、その当時は四角みこしは女みこしとして担いでもらおうということで。神事で女性が、という時代もあったみたいですけど、それを乗り越えて女みこしを取り入れて今に至っております」

神事を終え、女性の神様をのせた四角みこしを担ぐ女みこしを先頭に出発。六角と八角のみこしを担ぐ裸坊らが続きました。