中学受験を予定している小学6年生にとってこの夏休みは、「天下分け目の天王山」とも呼ばれ、学習塾では、連日、夏期講座が開かれています。

【詳しく見る】松山市では3割の小学生が中学受験したとみられ、受験熱が高止まり

こちらは、寺小屋グループ市駅教場です。
この日は、難関クラスの小学6年生が算数の授業に臨んでいました。

寺小屋グループ TOPONE運営部 大西泰生 部長
「小学校がお休みになったこの夏休みは、学習量を確保できる最後のチャンス。苦手か所の分析をして、多くある時間の中で苦手をつぶすようなこともできるし、夏の目標を立ててじっくりできるというところかと思う」

このところ、中学入試は、「思考力」が求められる問題が増えるなど、新たな対策が必要になってきていると言います。

寺小屋グループ 大西部長
「図表が出たり文章量も増えてきたりとか。お子様1人1人がどういったことを考えるか、どういったことを読み取ったかというのを測るテストは少しずつ増えているかなとは思う」

愛媛県松山市ではこの春、小学校を卒業した児童のおよそ3割が中学受験をしたと見られ、受験熱が高止まりしています。

愛光中学を目指す児童にきっかけを聞くと・・・

6年生児童
「3年生くらいに受けたテストで成績が良くて、寺小屋から入りませんかと来て、テストを受けたら一番上のクラスに入れるとなったので楽しそうだなと思って入りました」

――どんなところが楽しいですか?

6年生児童
「知らないことを知ることができるところや、解いた時が気持ち良かった」

母親
「毎回、楽しそうでした。塾から出てきたとき、いつもにこにこ笑顔で。最近は楽しいばかりではないと思うが、3年生、4年生5年生くらいまでそんな感じやったよね。夏休みは結構長いので差が付きやすいと聞いているので大事ですね」

この男子児童は、中高一貫校の魅力として高校受験が無いので部活などに集中できることを挙げ、将来については「ゲームを作る会社で働きたい」と話していました。