「警察を指導する」

この言葉からは、今回の出来事の重みが感じられた。

あの大雨から1週間が経った8月1日。東京で行われた、松村祥史 国家公安委員長が会見で述べた一言だ。

7月25日から降った大雨で、山形県内では大きな被害が出ている。家屋の全壊が6棟となってはいるが、浸水被害などは調査中のところも多く、実態はつかめていない。

※画像 水没する戸沢村蔵岡地区

※画像 26日の戸沢村役場

「今求められるのは、一刻も早い激甚災害の指定」との趣旨の発言を、山形県の吉村知事がしている。

犠牲者も出た。救助要請を受けた警察官2人が、殉職したのだ。

松村国家公安委員長の言葉は、この件に関するものだった。