ミントの在来種二ホンハッカの収穫が、広島県世羅町の農園で始まりました。

標高およそ400m、世羅町小国にあるハーブ園「ハレの高原」です。
二ホンハッカは、5月から6月にかけて植えた苗が順次、収穫の時期を迎え、代表の 中尾友人 さんがカッターで摘み取っていきます。
国産のハッカは輸入モノなどに押され、生産量はわずかですが、中尾さんは去年から農園の主力作物として栽培しています。

中尾友人 代表
「メントールの含有量が多いので、ほかのハーブにはない、すごく強い清涼感がありまして、アイスでハーブティーを出してもらったり。けっこう、すがすがしい飲み物が完成します」
収穫した葉は乾燥させて、全量ハーブティーにして販売しています。おススメのアイスティを作ってもらいました。

記者
「これはさわやか、口の中が高原みたいです」
広島県では明治時代、盛んに二ホンハッカが作られていて、岡山県とともに国内最大の産地でした。中尾さんの取り組みは産地復活の狙いもあります。
二ホンハッカの収穫は10月の中ごろまで続きます。