300系の乗り心地は、どうでした?

アルミ合金の車体、パンタグラフや台車など様々な技術改良によって騒音を抑え、270kmの営業速度を可能にした300系。かつては4時間前後だった岡山~東京間を、3時間15分で結ぶようになるのです。

なお、太田キャスターは、「特にトンネルに入った時の風圧のような揺れが、さすがは時速270kmの威力だ、と驚いた」と当時の原稿に記していました。

【画像⑮】いよいよ2週間後にデビュー、の山陽新幹線300系

そして新大阪駅に着いた試運転車両。当時では感動に近い、僅か43分で到着した模様です。もはや通勤圏の所要時間!

こう見ると、新大阪駅ですれ違った100系も【画像⑯】、一気に「旧型感」が増してくるというものです。

【画像⑯】300系より天井が15センチ高い100系

1993年3月18日から登場する山陽新幹線「のぞみ」は、全車指定席・1時間に1本で運行が始まります。

【画像⑰】

ついに山陽新幹線も新時代の幕開けです。新時代はこの未来だ。

次回「300系山陽新幹線営業運転スタート 値段が高くても速い方がいい?逡巡の幕開け」は、8月17日配信予定です。

【1回目】君は新幹線2両編成の「951形」を知っているか?
【2回目】新幹線『0系』ビュッフェにあった『速度計』覚えてる?
【3回目】君はボンネット型『特急はと』を見たことがあるか?
【4回目】新幹線100系『2階建て車両1階 めちゃめちゃ小さな窓』の正体は?
【5回目】新幹線100系『最高時速230キロ化』へ走行試験
【6回目】『青鼻』の0系新幹線が現れた なぜ青い?
【7回目】君は新幹線100系『グランドひかり』を覚えているか
【8回目】新幹線100系 当時(1990)の国内最速『277km/h』を記録!
【9回目】新幹線開業がもたらした『東京日帰り出張が可能に( ノД`)トマリタイヨー』
【10回目】覚えてる?1992年「のぞみ」登場の衝撃を 何でその名前に?
【11回目】山陽新幹線についに「300系のぞみ」が現れた!