アメリカ大統領選挙 今後の主な焦点は?

小川彩佳キャスター:
共和党・バンス氏の発言が波紋を広げていますが。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
特にアメリカのリベラル系のメディアからは相当厳しい批判が出ています。

大統領選挙というのは、民主党と共和党の中間層、無党派層の争奪戦なので、無党派層に対しては非常に悪い影響を与えていると思います。

トランプ氏が銃撃を受けたが軽いけがで済んだという奇跡の出来事で共和党は結束をし始めた。

一方で、バイデン大統領が撤退を表明し、民主党はハリス副大統領でまとまった。
今はお互いが誹謗中傷合戦を始めていて、テレビCMなども使っています。

9月にはディベート討論会が予定されていますので、それに向けて政策論争がどこまで深まっていくかというのがこれからの焦点だと思います。

中絶の問題や減税、関税の問題、ウクライナの問題、安全保障問題などの論争が深まっていけば、全体としては実りのある大統領選挙になってくるというふうに思います。

小川キャスター:
残り3か月、政策論争ということになるのかどうかですが。

東京大学准教授 斎藤幸平さん:
今は多くの人たちが、「バイデン大統領やばいんじゃないか」「ちょっと年寄りすぎでしょ」みたいな感じで失望していたので、逆に若くて、女性で、黒人でという、初めてづくしが続くことで、ある種、風が吹いているところがあると思います。

ですが、9月の討論会からの政策論争に入ってきたときに、結局、ハリス副大統領がやろうとしていることは民主党とバイデン政権の基本路線を引き継ぐだけで、例えば、イスラエルのガザの問題や、行きすぎた資本主義の格差の問題など、彼女がどれくらい是正できるようなことを打ち出せるのか。

本当に分断や戦争を止められるのかというと、私はどうしてもオバマ大統領の時の期待からの失望もあり、そこを穿った形で見てしまうところがあるなというのが正直なところですね。

小川キャスター:
今後、その中身やハリス大統領が何を訴えようとしているのかというところに注目が集まっていくということになりそうですね。