今年4月に実施された全国学力テストの結果がきょう公表され、山形県は、小学校の算数が過去5年で最も大きく全国平均を下回りました。
全国学力テストは、子どもの学力状況を把握するため小学6年生と中学3年生を対象に全国で行われているもので、県内では、今年4月に、小学6年生が国語と算数、中学3年生が国語と数学のテストを受けました。

きょう公表された結果によりますと、県内の中学3年生の正答率は、国語は全国平均とほぼ同じでしたが、数学は51%と全国平均を下回りました。
一方、小学6年生は、国語が66%、算数が59%といずれも全国平均を下回りました。
特に算数は、全国平均よりも4ポイント低く、過去5年で最も大きく下回りました。

県教育局 髙橋典子 義務教育課長「大きく差が広がったことに危機感を持っていると受け止めている」

県は、特に、割る数と商の大きさの関係や、速度を求める計算に課題があるとしていて、今後、算数や数学を身の回りの出来事に結びつけるなど、理解度や習熟度を上げる必要があるなどとしています。















