世界屈指の「オールラウンダー」日本勝利へ大きく貢献

先月地元・石川に戻ってきた赤穂選手にオリンピック代表に選ばれた当時の気持ちを尋ねました。

Q.メンバーに選ばれた時の気持ちは?
「12人に選ばれるというのを一番の目標として頑張ってたので、そこのところはよかった、ほっとした。残ったからにはしっかり試合で結果を残していかなきゃいけないなと気持ちを切り替えた」

Q.前回大会に出場しているとはいえ、今回12人に入るというのは容易なことではなかったと思う。メンバーの発表を待つまでの心境は?
「できることはやったと思ってたので、あとは選ぶのは向こうで、もうどうしようもできないので、願うだけだった」

AKATSUKIJAPANが掲げるチームコンセプトは「走り勝つシューター軍団」です。

(1)素早く動ける(2)シュート力がある(3)チームプレーへのコミット、そしてしつこくやり抜ける。相手が真似できないこれら3つの日本の強みを5人がそれぞれ発揮し、世界の頂点に挑みます。

バスケットボール女子日本代表・恩塚亨ヘッドコーチ
「5人でぶつける、先手を取る連続性をもってアジリティ(敏捷性)高く戦い抜けることで、自分たちの土俵で戦えることになる。自分たちのバスケをしようという大きな言葉じゃなくて、この3つをそろえることで初めて自分たちの土俵で戦えるようになるんだということも選手たちと共有してトレーニングしている。」

赤穂ひまわり選手
「ディフェンスでもオフェンスでも機動力を生かしたプレーは強みとして持ってるので、そこのところは走り勝つ部分、シューターではないけどフィットするのかなと思っている。オフェンスだったら先頭を走れるように頑張るし、ディフェンスでも足を動かしてローテーションであったりをしっかりしていきたい」

相手に競り負けない高さとパワーが必要なゴール下のポジションだけではなくスリーポイントシュートや1on1など、アウトサイドのプレーが中心のポジションまで起用にこなす、世界屈指のオールラウンダー、赤穂ひまわり選手。


所属クラブ「デンソーアイリス」でともにプレーする高田真希選手は、どのポジションもできる赤穂選手の万能性は日本代表の大きな武器だと話します。

高田真希選手
「彼女に求められることはすごく高いレベル。幅広いポジションでプレーできるのが魅力的な部分。リバウンドという点では、すごく日本の力となる存在だと思う。日本の弱いと言われているところを2人でしっかり負けないようにやっていきたい」

赤穂ひまわり選手
「目標は金メダル。そのチームの目標に少しでも貢献できるように、私のできるすべてを出したいなと。どの場面でも手を抜かずに体を張り続けたいなと。相手すごくフィジカル強いし、海外の選手は身長も高いので、そこのところで体を張り続けてプレーしてる姿を見てもらいたい」