今月26日に開幕する夏のパリオリンピック™。ブレイキンの日本代表に選ばれた金沢市出身のHIRO(ヒロテン)10選手は頂点・金メダルを目指します。
ダンサーネーム「HIRO10」目標の五輪出場へ
金沢市出身の19歳・大能寛飛選手、ダンサーネームは、HIRO10。今年のパリオリンピック™で唯一の新種目として実施される、ブレイキンの日本代表です。

HIRO10選手は先月23日、家族が見守る中、ハンガリー・ブダペストで開かれた大会でオリンピック代表入りを決めました。
HIRO10選手
「僕が会場の外に行ってお父さんに電話して『内定決まったわ』といってお父さんが来てくれて。お互い泣いていて、ハグしてまじでおめでとうと。その瞬間は忘れないと思う、一生」

日本代表の残る1枠を争ったのはライバルであり親友のISSIN(いっしん)選手です。
HIRO10選手
「ISSINが勝てばISSINがオリンピック、負ければ僕がオリンピック。ISSINが負けた瞬間複雑な気持ちになって、また泣いた。うれし泣きもあり悲しいとか悔しいとかいう涙もあってすごい今までにない涙だった」
ブレイクダンスを始めたのは9歳の頃。中学3年生の時にはパリオリンピック™出場が「目標」でした。
HIRO10選手(中学3年)
「自分の精一杯を出して(五輪に)出られたら、それが恩返しになると思うし。体を壊さずに今は頑張りたい」
これまで世界各地で開催されるブレイキンの大会に出場してきたHIRO10選手。ブレイキンが自分と世界をつなげてくれたといいます。
HIRO10選手
「ブレイキンのすごい所だなと思うのは世界中に友達がいる。ブレイキンがひとつの言語というか踊り合える。言葉が通じなくても踊り合って友達になるみたいな。そういうところがすごくすばらしいところ」