北アルプス立山の室堂周辺、多くの登山者がいるなかで白昼堂々、クマが出没しました。

登山客のすぐ近くを堂々と歩く1頭のクマ。映像は26日午後2時ごろ立山の一ノ越山荘から室堂側に下りた登山道の近くで撮影されたものです。

撮影した人によりますと周囲の人は「危ないぞ」と声をかけあい、大きな声を出してクマが近づいてこないように警戒していたということですが、クマは意に介さず登山道を悠々と横切り一の越方面へ姿を消しました。

立山町によりますと周辺はクマの生息地ですがこれだけ登山者がいるなかで近くまで出てくることは珍しく、警戒の薄い子グマとみられます。

そのため周辺には親グマがいる可能性もあり、注意が必要です。