すぐに利用停止の手続きをするも『止まったカードで使われています』
Aさんはすぐにカード会社へ連絡をいれ、利用停止の手続きをします。「これで不正利用は終わる」と一安心したといいますが、実はまだ“大きな闇の入り口”にすぎなかったのです。
(Aさん)「『カードが止まったら、もう使われないだろうな』という考えでいたんですけど、明細を確認したら『なんで?』って」
Aさんが停止の手続きをしたのは5月1日なのですが、不正利用はそれ以降も続きました。
5月3日には、家電量販店で1万円。翌日4日には、古本などを販売する店で同じく1万円。そして5日にもまた家電量販店で1万円と、5月10日まで毎日1万円ほどが使われ続けていたのです。
(Aさん)「おかしいなと思ってカード会社に電話をしたら、『止まったカードで使われています』と言われて。訳が分からなかったですね、意味が分からない。何で止まったカードが使えるのか、何かの犯罪に巻き込まれたのかなとか。毎日不安ですよね」
5月3日から不正利用が始まり、10日で一旦は止まりますが、翌月になるとまた再開。6月1日~10日の10日間、毎日1万円ずつが使われ、2か月間で23万円が不正利用されたといいます。