大海原に飛び込む小釜選手
6月、七ヶ浜町・菖蒲田浜を訪れました。この日は唯一宮城で開催されるトライアスロンの大会、実戦経験を積む貴重な機会です。

小釜莉代選手:
「今日結構、波あるんでね。私、本当に海慣れてなくて、今までの私の中では一番高いからめちゃくちゃ怖いんです」
今年のパラ競技の参加は小釜選手のみ。少しの怖さも抱えながら、1人を大海原に飛び込みます。自然の中でプレーをするため、時に過酷なトライアスロン。天候や気温に左右されるレースですが、この日は中盤まで進むと波も落ち着きます。
トライアスロン特有の競技転換「トランジション」。この時間もタイムに加算されるため第4の種目といわれるほど重要なパートです。小釜選手はここも1人で首尾よく進めていきます。
初心者で始めたバイクも、左手でバランスを取りながらスピードに乗っていきます。
小釜莉代選手:
「始めたときは、やってみないと自分がどのレベルにいけるかって全く未知だったので。最初は本当に3種目できるかっていうところから始めて。どんどんできることが増えていって、自分の可能性を信じられるようになったというか」
自分のなりたい姿を求めて。その先に新しい未来が開けようとしています。

パラトライアスロン 小釜莉代選手:
「毎日、毎日。今日できることを今日やるみたいな。毎日、やれることやる」
【tbcテレビ ヒーローインタビューより】