世界が感動した「震える手」で聖火点灯
そして、聖火点灯の名シーンといえば、もう一つ。

40代男性
「モハメド・アリさん、アトランタの。体の自由がきかない中で、グッとくるものがあった」
1996年のアトランタ五輪ー。聖火の最終ランナーとして登場したのは、伝説のボクサー、モハメド・アリさん(当時54歳)でした。
引退後にパーキンソン病を患い表舞台から去っていましたが、震えが止まらない手で懸命に聖火を点灯するシーンに、多くの人が胸を打たれました。
物議を呼んだ「花火」と「口パク」
2004年のアテネ五輪では、競技場のフィールド一面に水を張りエーゲ海を表現。その水が、全て中央の穴へ吸い込まれると選手たちが入場して来るという驚きの演出でした。
続く、2008年の北京五輪では、世界中で物議を呼んだ演出もありました。
競技場に向かって、花火の足跡が一歩ずつ接近。のちにこの花火がCG合成だとわかり、釈明に追われました。
さらに、9歳の少女が独唱を披露したものの、“口パク”が判明し、違う意味での驚きに…。