― 宇草選手をはじめ 末包昇大 選手ら若い選手ががんばっている中で口をそろえて「新井コーチからのアドバイスが大きかったです」と言うんですけれども…
「なかなか、できてきたね。俺の使い方とか…、取り扱い説明書、わかってきた?」

― (笑)ウソでは絶対、言わないと思うんです。宇草選手・末包選手は立場も変われば環境も変わってという中でアドバイスも変わってくると思うんですけど、そういう変化は自分でつけているんですか?

「もちろんです。みんな、利き目・利き足・利き手があるように、一つのことを全部、みんなに言うっていうことはやっていないですね。あとは、言う側の自分がどうあるべきかっていうのを大事にして、すきを見せないようにして、いつも見てあげているんだよっていう自分を見せる。そしたら、たぶんアドバイスとかもすっと入りやすくなると思うので、そこはすごく心がけていますかね」

― きょう(7月11日)、バッティングを見させてもらって、個人的に 林晃汰 選手と 中村貴浩 選手が非常に状態がいいんじゃないかなと思って…
「さすがですね。すばらしい」

― (笑)
「わたしが言おうとしたことを先に。もう質、上がっているね」
― なんか気づいたら “新井良太ワールド” に引きずり込まれている…(苦笑) どうですか、2人?
「本当に今すぐに推薦できるのは、わたしが思うには林と(中村)貴浩です」

― 後半戦からチームの起爆剤になってほしい2人であるっていう…?
「1軍も経験している子たちなので、2人は。『次はよし、俺らがやってやるぞ』『プロ野球選手は(1軍に)上がってナンボだから、後半が大事だから』ってぼくはずっと言っているので。選手をやる気に、そして、その気にさせるのもぼくの仕事だから。その中ではその2人かな」
