全国の第三セクターの鉄道会社2023年度決算で、あいの風とやま鉄道の経常黒字額が最も大きかったことが、24日までに全国の第三セクターの鉄道会社41社が加盟する第三セクター鉄道等協議会のまとめでわかりました。

あいの風とやま鉄道の2023年度決算における経常黒字額は9793万円でした。41社名の中で黒字だったのは4社のみで、多くの会社がコロナ前の水準に戻っておらず、慢性的な赤字に苦しんでします。
あいの風とやま鉄道は、前年の2022年度は、コロナ禍による利用客の減少のため、1億7600万円の経常損失を計上していました。
2023年度は、利用者がコロナ前の水準に回復しつつあることや、運賃改定の影響で運賃収益が29億2000万円と前の年度より14.6パーセント増加し、過去最高の黒字となりました。

あいの風とやま鉄道以外で経常黒字だったのは他に3社あり、黒字額は「智頭急行」が8460万円、「南阿蘇鉄道」が1889万円、「信楽高原鉄道」が152万円でした。














